商工会議所について
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会頭コメント
小松 稔
ごあいさつ
塩尻市は、かつてから多くの人が行き交う交流の拠点であり、今日でも鉄道・自動車の交通の要所としての機能を保ちながら様々な産業が集積しています。なかでも製造業はそれぞれの事業所が高度な技術を持ち、基盤産業として大きな発展をしてきました。
また、開拓150周年を迎えた桔梗ヶ原をはじめとした世界に認められるワイン産業や、400年余の歴史を持つ木曽漆器、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された奈良井宿という文化財産もあり多くの魅力を持つ街でもあります。
こうした中、塩尻商工会議所は昭和24年に創立以降、70余年の塩尻商工会議所の歴史に刻まれた先人の英知と果断な行動によって、幾多の困難を会員事業所の皆様とともに克服し、地域総合経済団体として地域経済の発展に向けて重要な役割を担ってきました。
近年では、本格的な人口減少社会が到来しデジタル化、グローバル化の進展など取り巻く経済環境が日々急変している状況にあり、会員事業所においても超少子高齢化による事業承継、人手確保など多くの課題を抱え厳しい経営環境にあります。
また、足元では長引くコロナ禍に加えて燃料をはじめ資源や原材料価格の高騰、円安の急進、対ロシア制裁に伴うサプライチェーンの混乱など、複合的要因による物価上昇が中小企業や市民生活に大きく直撃しています。
塩尻商工会議所は、「To The Future~会員とともに塩尻の未来を切り拓く!」をスローガンとしたビジョンを柱に据えて、様々な地域経済・社会の課題に対して大いなる危機感を会員の皆様と共有し、役員・議員・職員が一丸となって会員事業所の持続的な発展を目指すとともに、塩尻市を豊かで希望の持てる街へとすべく地域総合経済団体としての責務を果たして参ります。
引き続き、なお一層の格別なるご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。